講師/外来医長・教育主任
岡田 洋平(おかだ ようへい)
医師として独り立ちし、
どこでも活躍できる実力を獲得
初期研修では、医局スタッフの一員として一人ひとりの能力に適正な仕事量と適正な患者さんを担当し、上の先生方の手厚いフォローのなか、主治医としての責任をもちながら研修に励むことができます。手技に関しても、安全に配慮しながら基本的なことはすべて経験してもらうという方針であり、患者さんを任されるという責任とやりがいを感じながらの研修は、医師として成長するための大きな原動力にもなるでしょう。また、当科の教育方針は、患者さんを通して積極的に自ら学んでいくという主体性を重視しています。たとえば、教えられたことを鵜呑みにするのではなく、それがエビデンスのあるものかどうかを自ら調べることや、自分が担当した患者さんの記録をしっかり取ることは医師としての土台を築く上で非常に大切なことです。

カルテの記録方法に“SOAP”がありますが、特に患者さんのSubjective(主訴や既往歴)をしっかり聞いて記録することは、最適な治療を提供するために重要となるものです。このような習慣を早くから身につけることで、医師として重要なスキルや考え方を確実に自分のものにしていくことができるでしょう。 専攻医としては、幅広い症例を豊富に経験できることが特徴です。症例としては進行がんが多く、早期がんに対するロボット手術が主流である大学病院では珍しく、開腹手術の豊富な経験を短期間で積んでいただくことができます。さらに当科では、婦人科、消化器外科などから依頼される手術や、共同手術も多く、これも他病院ではなかなか経験することができない大きな魅力です。当科で3年間研鑽を積めば、外に出ても即戦力として活躍できる実力を獲得できるはずです。 専門医資格の取得はもちろんですが、泌尿器科は外科的要素が強く、大切なことは確実に手術ができるようになり医師として独り立ちできる実力を獲得してもらうことです。当科でなら、真に実力のある泌尿器科医になれると自信をもって言うことができます。

准教授/研究主任
矢野 晶大(やの あきひろ)
減りつつある開腹手術の流れとも無縁
本格的なオペの技術を習得できる数少ない学びの場
色々な経験ができるというのが当科最大の強みだと思います。がんの手術に関していえば、腹腔鏡手術やロボット支援手術では困難と考えられる、時に他科との合同手術が必要になるような、かなり進行した症例に対して開腹手術を多くやっています。実は今、若手医師が開腹手術のノウハウを知らないというケースが少なくないのです。ロボット手術の台頭によって、教える場や経験する場が少なくなっているからでしょう。どのようにして切開して、どのようにしてお腹の中を展開して……というのはやはり経験しないとわからないものです。ですから、当院のように開腹手術を中心にしっかりやっているところは、今の時代貴重ですし、学べることもたくさんあると思います。ここの手術件数は圧倒的に多いですし、研修医も戦力として見られているので、手術に入れないような下働きだけでなく、実際に手を動かしながら様々なことを覚えていける環境だと考えています。

こういった様々な症例に対する開腹手術の知識・技術の習得は、将来的にロボット支援手術を学ぶ際にも非常に役に立つと思います。 腹腔鏡手術についても行っています。今までは副腎摘除が中心でしたが、今後は腎摘、腎部分切除、腎尿管全摘も行っていく予定です。ロボット支援手術はまだ導入されていませんが、当院でも今後、ロボット手術ができるようになるはずです。そうなれば、開腹手術から小切開手術、腹腔鏡手術、ロボット手術まであらゆる手術を提供できるようになりますし、教育面においても様々な手術・治療を学べる魅力的な場になります。ロボット支援手術や腹腔鏡手術など、都内の一流病院と同じ医療水準も保ちながら、伝統的な開腹手術についての知識・技術もきちんと修得できる場所にしていければと考えています。 若い人たちに人気なのは、都会にあるような病院なのかもしれません。ただ当院は埼玉県下有数の基幹病院として、都内の大学病院では学べないような貴重な疾患を、がん、結石、良性疾患、救急疾患といった多岐にわたり経験できます。一度、埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科の見学に来てみて下さい。是非、一緒に仕事をしましょう。やる気のある若い先生をお待ちしています。

講師/病棟医長
竹下 英毅(たけした ひでき)
あなたのやりたいことが実現できる
チャンスの多い施設です
私は、責任のある仕事ができ、かつまた自分の興味を深める研究ができる職場を求めて、埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科に中途入局させていただきました。
現在、病棟医長という立場を任され、また、ロボット支援手術の導入や排尿ケアチームの立ち上げ等の医局の重要なプロジェクトを任せていただき、忙しくもエキサイティングな毎日を過ごしております。
先日、かねてより興味を持っていた精巣捻転症に関する論文をまとめ出版することができました。やりたかったことが実現できて来ています。
あなたのやりたいことも、ここ埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科できっと実現できます。様々な疾患をお持ちのたくさんの患者さんに来ていただいておりますので、珍しい疾患の診療や手術の執刀のチャンスも数多くあります。興味のある疾患についての臨床研究も行いやすいでしょう。

大学からの研究費の支援の機会もありますし、短期ですが留学の支援もあります。周囲の大学病院との連携も良好です。小さくまだ発展途上の医局ではありますが、それゆえにチャンスも多くあります。専門医取得、腹腔鏡下・ロボット手術認定医の取得、学位取得、はたまた開業の準備、あなたの目標はなんでも大丈夫です。ここで一緒に実現させましょう、私も協力します。
