腹腔鏡手術 Laparoscopic Surgery

腹腔鏡手術
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腹腔鏡手術では、腹部に5-12mmの大きさの小孔を4-5個開け、トロカーという手術器具を出し入れするための筒を挿入します。腹腔内に炭酸ガスを注入し、腹部を膨らませて、手術をするスペースを作ります。トロカーからカメラや手術器具を挿入し、患部を拡大してモニターに映しながら、繊細な手術を行います。出血量も開腹手術にくらべると、少ないと言われています。

摘出臓器は、トロカーの小穴の一つを臓器が最低限通る大きさに延長して、取り出します(腹腔鏡下腎尿管全摘の場合は、腎の遊離は腹腔鏡手術、尿管下端の処理は骨盤側の創から開腹手術で行い、骨盤側の開腹手術の創から腎臓を摘出します)。腹腔鏡手術の創は、開腹手術よりも小さく、手術後の痛みが少ないため、回復が早く、患者さんの負担軽減につながると考えられます。

当センターの特徴Features of our center

当センターでは矢野晶大医師が泌尿器腹腔鏡技術認定医を取得しており、同医師を中心に腹腔鏡手術チームを組織して治療にあたっています。また他の医師も腹腔鏡手術手技の修練を行い、認定医取得を目指しています。

現在のところ、対象となる手術を

  • 副腎腫瘍に対する腹腔鏡下副腎摘除術
  • 腎癌に対する腹腔鏡下腎摘除術、腹腔鏡下腎部分切除術
  • 上部尿路癌(腎盂癌、尿管癌)に対する腹腔鏡下腎尿管全摘除術

としています。